インターンシップとは?
1.インターンシップは、日本の文部科学省によって承認されたプロフラムです。インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。実際の業務や働く環境の体験を通じて、業務内容や働くことの理解を深めることを目的としています。インターンシップは学生側、企業側のどちらにもメリットがあります。
2.注意
・学生はインターンシップに参加することで単位を得ることができます。専攻と受入企業の業務内容に関連性があることが必要です。
・インターンシップの学生に受入企業は給料を支払う必要があります。
実施の流れ

費用
両方やります
ベトナム送り出し機関と学校が手続き
費用は受入企業負担
1. 募集、教育
2. ベトナム側手続き、入国手続き
3. 管理、定期訪問
4. ビザ申請
受入企業が手配、費用も負担
5. 日本語教育(インターン中)
6. 往復航空券 PCR検査や隔離費など
7. 出入国の送迎
8. 住居
9. 給与
入国から帰国までの流れ


在留資格

在留カード

受入企業側のメリット
【ベスト1】日本語が上手な学生が期待できる
日本でのインターンシップを希望する外国人大学生の多くは、大学で日本語を専攻しています。理由としては、日本語や日本文化に興味を持っている外国人大学生が日本でのインターンシップを希望する傾向にあることが挙げられます。
また、日本語学科専攻の学生に対して日本でイーンターンシップを行うことを推奨している大学もあり、外国人大学生が日本に行きやすくなっていることも理由の1つです。
そのため、外国人大学生のインターンシップ受け入れの際には日本語がある程度理解できる学生が期待でき、仕事上のコミュニケーションが比較的取りやすいので企業は安心してインターンを受け入れられます。
【ベスト2】優秀な外国人大学生と出会える
一般的に行われている国内の学生のインターンシップと同様に、外国人大学生をインターンで受け入れることで優秀な人材を発見する良い機会となります。
インターンシップ中に「ぜひ社員として働いてもらいたい!」という学生に出会った場合は、採用へとつなげることが可能になります。
【ベスト3】意欲的な学生が期待できる
インターンとして受け入れるメリットの1つとして、業務に対してまじめに、やる気を持って取り組む学生であることが期待できる点が挙げられます。
正社員を雇用する場合、企業は社員一人ひとりと直接契約を結ぶことが一般的だと思います。しかし、学生のインターンシップの受け入れを行う場合は、企業は学生と直接契約を結ぶ代わりに、学生が通う大学と契約を締結する必要があります。
学生の業務の評価は企業から大学側へ報告がされ、大学での学生の単位に影響します。
そのため、学生はまじめにインターンシップに取り組むことが期待できます。
また、学生達は大学の授業の一環としてインターンシップに参加しているので、契約期間の途中で辞めてしまうなどといった心配もほとんどありません。
【ベスト4】採用することもできる
インターンシップ期間が終わって、大学を卒業してから特定技能(特定技能の試験を合格した場合)や技術・人文・国際業務ビザ就労することが可能です。
他の制度との対比

学生のメリット
・学んだ知識を実践に活かすことができます。
・日本の最新の技術と労働環境に触れることで、自己啓発の機会となります。
・インターンシップしながら収入を得ることができ経済的に負担が少なく、家族へ仕送りすることも可能です。
・企業と本人の適性のミスマッチを防ぐことができます。
・学校や受入先企業などから様々な支援を得ることができます。
・グローバル人材の育成につながります。
入国のための手続き
・大学、短期大学の推薦状
・大学、短期大学の学生の証明書
・抽出する成績表
・日本でのインターンシップをしたことがないという証明書
・単位認定証明書
・特定活動」企業⇔大学、短期大学協定書
・学生-企業製造業
・大学、短期大学のプロファイル
・学生の履歴書、身分証明書、パスポート
・写真3×4 (8 まい); 4,5×4,5(2 まい)
介護インターンシップの実際例

インターンシップの教育(介護)入国前

入国前の実習の様子






よくある質問
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インターン生の日本語レベルはどの程度ですか。
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インターン生によって語学レベルに差があります。日常会話レベルの日本語が話せる人と現時点ではカタコトしか話せない方もいます。現役の優秀な大学生ですので、来日すれば比較的早期に仕事で必要な日本語をマスターする方がほとんどです。
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インターン生の住居を用意する必要がありますか。
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はい、通常は、インターン生を受け入れる施設側で用意いただきます。自社の社宅や寮があればそこに住んでもらい、ない場合は、賃貸住宅、貸家などを借り上げていただくことが多いです。
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途中でやめる人はいますか。
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0ではありません。ただ、途中でやめる理由のほとんどは、職場環境の問題です。直属の上長が外国人雇用に反対していていじめにあった。セクハラを受けたなどが退職理由の上位を占めます。また、一部の企業ではインターン生に対する暴力行為なども報告されており、こうしたことが原因で職場を去る人が一定数います。
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介護の仕事は日本人でも敬遠されますが、外国人に務まりますか。
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本プログラムに参加する外国人は、医療系、福祉系の大学生ですので、介護に対する抵抗は少ないです。日本の介護現場は、アジア諸国と比べて清潔で機能的ですので、外国人にとっては働きやすいです。また、夜勤のある場合、給与が比較的高くなりますので、そのあたりも魅力のようです。
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6ヶ月以上働いてもらうことはできないのですか。
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今回案内しているインターンプログラムは、法律上、最大1年(実質6ヶ月)となります。良い人材であれば、大学卒業後に、特定技能ビザなどでの受け入れは可能です。また、介護士ではなく、運動指導員などの職種であれば、特定技能試験に合格しなくても就労ビザが許可される可能性があります。
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インターン期間中に特定技能試験に合格すれば、インターン期間が過ぎても、継続して雇用できますか。
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制度上は可能です。ただし、本人の意向によります。継続勤務するということは、現在在学中の大学を中退することになります。大学を卒業しておけば、今後の日本での就職の選択肢も広がります。介護施設側にとっても、より長期的な雇用計画を立てやすくなります。ですので、特定技能能試験合格者については、大学卒業を待って、再び呼び寄せることをお勧めします。
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介護の特定技能試験はどんな試験ですか?簡単ですか。
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介護分野の特定技能試験は、全45問、60分で行われます。合格基準は正解率60%以上です。特にインドネシア人の合格率が高いです。日本国内にいる方であれば(つまりインターン期間中であれば)ほぼ毎週受験でき、試験結果も5営業日以内に分かります。落とすための試験、選抜するための試験ではありませんので、きちんと勉強すれば、受かる確率が高い試験です。